東大卒プロ家庭教師BP(山形県山形市の学習塾スゴラボ)のブログ

勉強法・赤本・教材マニアである東京大学卒のプロ家庭教師・塾講師BPのブログです。山形東高から東京大学工学部計数工学科卒業。現在学習塾スゴラボ(山形県山形市緑町)を運営しつつ個別指導塾CASTDICEにも参画しています。

【悪あがきはNG!】ある高校の定期テストでの不可解な採点について

 

皆さんこんにちは、BPです。すっかり寒くなりインフルエンザが猛威をふるっている昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、ある高校生の定期テスト採点について不可解な点がありましたので、シェアしたいと思います。

不可解な採点方針

当塾の高校生が最近、定期テストの漢字の問題で驚くべき採点を受けました。1問1点の問題で◯が5個あるので当然5点かと思いきや、なぜか2点。

 

不可解な採点

(そんなことはないと思いますが、特定・報復の防止のために画像はフェイクを加えて作成していますので、実際の答案とは異なるイメージ画像です。)

生徒さんによると、担当の先生は「ちゃんと覚えていないのに、悪あがきしちゃダメ。適当に答えた場合は0点ではなく、マイナス1点。白紙も同様にマイナス1点。分からない問題には正々堂々とバツ印をつければ0点。」という、少し変わった採点方針を取っていらっしゃるとのこと。

※この採点方針については、テスト前に告知されていたそうです。

※あくまで生徒さんからの伝聞ですので、事実と多少異なる可能性があります。ご了承ください。

「悪あがきを認めない!」これって一般的?

私自身は高校生には理系科目や英語の指導が多く、国語の指導機会はあってもその大部分は古文や漢文であり、漢字の採点に注目したことはありませんでした。今回のような採点方法は一般的なのでしょうか?

私は今まで「分からない問題でも、できる限り推測して、少しでも正解に近いと思われるものを書くべき」という方針でご指導してまいりました。「白紙の答案は絶対に0点だけど、何か書けば部分点をもらえる可能性があり、期待値はプラスになるよね。」とお伝えし、これは漢字の問題にも当然当てはまると思っていました。もしそれが正しくないならば、指導方針を変える必要があります。

その後(2024/12/31)

本件に関して、不適切な採点があったために、後日、この科目だけでなく全科目のテスト答案回収・採点見直しが行われたと聞きました。この採点方法は担当の先生の独断だったようで、生徒に対して謝罪もあったらしいです。おそらく情熱のある先生なんでしょう。今後のご活躍に期待したいものです。