東大卒プロ家庭教師BP(山形県山形市の学習塾スゴラボ)のブログ

勉強法・赤本・教材マニアである東京大学卒のプロ家庭教師・塾講師BPのブログです。山形東高から東京大学工学部計数工学科卒業。現在学習塾スゴラボ(山形県山形市緑町)を運営しつつ個別指導塾CASTDICEにも参画しています。

浪人成否に直結!「ゼロ浪生」期間の具体的な戦略とは


浪人成否に直結!「ゼロ浪生期間」の具体的な戦略とは

先日の記事に対して「浪人することを決断したけれども、今何をやるべきか迷っている」というお問い合わせをいただきました。通常の浪人生がまだスタートしていない、この時期に浪人を決めたというアドバンテージを最大限に生かすためにどのようにスタートを切るべきか、具体的にお伝えします。

 

前回記事はこちら。

sugolabo.hateblo.jp

 

なお、学習塾スゴラボに面談に来てくだされば、個別の状況に即したより実践的なアドバイスをさせていただいております。4月から予備校で浪人すると既に決めている方にも、出し惜しみなく無料でアドバイスしますので、ぜひお問い合わせください!

「ゼロ浪生期間」とは?

ここで「ゼロ浪生期間」というのは、4月から一浪生になることが確定している生徒の、3月末までの期間を呼びます。(私が勝手にそう名付けました。)要するに、本格的な浪人生活を始める前の準備期間ですね。

ゼロ浪生期間にやるべきこと

志望校や文系/理系や性格や学力によって変わりますので、やるべきことはほんとにケースバイケースなんですが、多くの方にとって有効ないくつかのアプローチをご紹介します。

今年の敗因分析

ゼロ浪生がこの時期に必ずやっておくべきなのは今年の受験の詳細な敗因分析です。失敗を振り返るのはとても辛いことですが、浪人生活を成功させるためには細かな振り返りと具体的な改善策が必要不可欠です。

「頑張りが足りなかった」「数学の苦手を克服できなかった」「本気を出すのが遅すぎた」「来年はもっと頑張る」程度の解像度では結果が出づらく、このまま浪人生活を始めてしまった場合、高い確率で失敗してしまいます。できる限り、定性的ではなく定量的に、具体的に分析してください。全体的な振り返りのほかに、科目毎にも詳細に振り返りましょう。この精度が1年間の勉強効率に直結します!

  • 生活リズム
  • 勉強時間
  • 勉強環境
  • 使用教材
  • 科目毎の開始時期
  • 科目毎の時間配分
  • 気分転換とその時間
  • 受験戦略・スケジュール

などなど、様々な観点から受験生活を振り返り、今年の反省点をできるだけ多く書き出し、それをどのように改善して浪人生活を進めるのか考えましょう。浪人生活の結果を左右すると言っても過言ではありませんから、時間をかけてじっくりと行ってください。一人で行うのが難しければBPがお手伝いしますのでご相談くださいね。

今年の受験校を来年も受ける場合:今年の問題の振り返り

今年の入試で解けなかった問題の振り返り・解き直しを行いましょう。とくに「解けるはずなのに解けなかった問題」「絶対に押さえておかなければならないレベルの問題」の解き直しは非常に重要です。

志望校を変える場合:志望校過去問の実施

来年志望校を変える場合は、過去問を1年分解きましょう。1度解いたことがある方も、受験の現場を体験した今改めて解いてみると、だいぶ印象が異なることが多いですので、必ずもう一度実施してください。現時点で志望校と自分の間の距離感を知り、1年後の到達点を見極めて成功率の高い計画を立てるための貴重な材料となります。

勉強の習慣づけ

そもそも今年の受験に本気で取り組めなかった方。直前の時期になっても1日4-5時間程度しか勉強できなかった方。そのような方は、このままではあと1年間浪人して勉強したからといって、たいした伸びは期待できません。せっかく1年間浪人するのですから、ギリギリまで自分を追い込んで最善の結果を目指すべきではないでしょうか?まずは、1日10時間以上勉強できるような、受験勉強の基礎体力づくりをこの時期にしておきましょう。図書館や自習室を利用できるのであればそのような環境にこもり、丸一日過ごすことができるように徐々に体を慣れさせましょう。

苦手分野の克服

前期試験で、特定の分野が苦手であることに気づいた方も多いでしょう。今のうちにその弱点を埋めてしまいたいですね。4月まで約1ヶ月間あるので、2-3つの苦手分野を克服するには十分な期間です。そもそも受験勉強は、顕在化した弱点を埋めることの繰り返しです。恐らく浪人の1年間もその繰り返し自信を持って4月からの浪人生活をスタートできるよう、苦手分野の克服に勤しみましょう!

 

なお、苦手分野の克服には、AI学習ツール「atama+」の利用をお勧めします。既知の苦手分野だけではなく、自分で気づいていない潜在的な弱点分野も見つけて容赦なく鍛えてくれますので、まとまった時間があり短期間で成果を出したい場合には非常に有効です。専用タブレットをお貸し出ししてスゴラボ内でも自宅でも「atama+」で学習できます。ご興味のある方はお問い合わせください。

基礎固め

共通テストで平均点よりだいぶ低い点をとった科目については、そもそも基礎力が足りていない可能性が高いです。4月から予備校に通うならば、基礎ができていないと初回授業から置いて行かれてしまう恐れもあります。教科書の基本的な例題レベルが解けない場合は急いで基礎固めを行う必要があります。理系科目であれば入門問題精講、英語であればベーシック系の英単語帳やポラリス英文法1あたりはしっかりとやっておきましょう。前述した「atama+」も基礎固めには大きな効果を発揮しますので取り入れても良いでしょう。

ゼロ浪生期間を有効活用して実りある浪人生活を送ろう!

いかがでしたでしょうか。夏場以降は高校3年生が本格的に実力を伸ばしてきますので、浪人生はとにかく先行逃げ切りで勝負する必要があります。浪人生活の前半で合格点に届くくらい得点力を伸ばし、後半でそれに磨きを掛けていくのが王道の戦い方です。そのために必要な準備をこのゼロ浪生期間にしっかりと整え、圧倒的なスタートダッシュを決めましょう!

学習塾スゴラボは、あなたの浪人生活を強力にサポートいたします。他塾の良いところも沢山存じていますので、スゴラボが最適でない場合は他塾・予備校をお勧めするケースもよくあります。浪人戦略や浪人環境選びについて悩んでいる場合はスゴラボ無料相談にお越しください。必ず有益なアドバイスができると確信しております。