東大卒プロ家庭教師BP(山形県山形市の学習塾スゴラボ)のブログ

勉強法・赤本・教材マニアである東京大学卒のプロ家庭教師・塾講師BPのブログです。山形東高から東京大学工学部計数工学科卒業。現在学習塾スゴラボ(山形県山形市緑町)を運営しつつ個別指導塾CASTDICEにも参画しています。

「暗記が苦手」を解消するために脳の特性を理解しよう!

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こんにちは。山形東高卒・東京大学卒の塾講師BPです。

某所で暗記法についての質問をいただきましたので、BPの「暗記」に対する考え方をまとめてみました。途中、質問者さんに向けた語り口調になっちゃうかも知れませんがご容赦ください。また、この内容は2020年3月現在のBPの考え方です。誤解や不適切な表現があるかも知れません。ご指摘を受けたり誤りに気づいたりした際は随時アップデートいたします。

「暗記が苦手」なのは脳の性質!暗記に対するマインドブロックを外そう!

「暗記が苦手」なのはあなただけじゃないよ!

私BPも多くの方と同じように、「暗記は苦手」です。 というか、暗記が苦手じゃない人なんて実はいないんじゃないかと思っています。

それは、脳は構造上「生きるのに必要としないものごとを憶えること」がとても苦手だから。

暗記が得意な人はどこが違う?

1回や2回や3回で多くのことを憶えられる人はいません。(もしかしたらいるかも知れないけど、それは我々凡人とは違った才能の持ち主です。)

暗記が得意な(外からは得意なようにみえる)人は、憶えるための繰り返しや工夫を人より多くしているだけなんです。

繰り返し回数は正義!繰り返さずに暗記することはできない!

暗記作業の繰り返しはなかなかの苦痛ですが、その苦しさは、多くは「また忘れてしまった!」という無力感や罪悪感から来ます。まずはそれを取り除きましょう。

忘れるのは当たり前!脳は丸暗記に全力で抵抗するよ!

まず「忘れるのは当たり前!」だとしっかりと認識してください。良いですか?人の脳は「大部分のことを忘れるようにできている」のです。脳はリソースが限られているので大事なことだけ憶えたがるんです。あなただけじゃなく皆そうなんです。

忘れるのは恥ずかしいことではなく、脳の性質上仕方のないことなんです。ですから忘れていることに気づいても「そうそう、忘れてるね。脳とはそういうもんだよね。」と受け流しましょう。

繰り返し回数は正義!

そして、淡々ともう一度繰り返しましょう。回数は正義です。繰り返しの回数は裏切りません!(回数の重ね方や間隔にもテクニックはありますがそれはまた別の機会に。)

記憶を薄く重ね塗りしていこう!

白い紙に薄い絵の具を何度も塗り重ねて行けばだんだん色が濃くなっていきます。暗記に対してそんなイメージを持っておきましょう。

何回繰り返せば憶えられるの?

それでは、暗記を何回繰り返せば憶えられるのでしょうか?私BPの感覚では、もちろん科目差や年齢差や個人差があるでしょうが、概ね7-10回繰り返せばだいぶ憶えたことを実感できるハズです。

とにかく繰り返しを苦痛だと思わず、

「いつか必ず憶えられる」と信じて単純作業的に淡々と繰り返すことが大事です。

その「いつか」は突然やってきます!

繰り返さずに途中で諦めた人にはその「いつか」はやってきませんよ。

あなたはどちらを望みますか?

 

(次回に続きます。)