こんにちは、山形東高等学校卒・東京大学卒の赤本マニア家庭教師BPです。
高校3年生の生徒さんから質問をいただきましたので、「赤本をいつ購入するべきか?」についてお話します。
受験生の方や受験生を持つご父兄の方に、ご参考になりましたら幸いです。
赤本はいつ購入するべきか?
はじめに
生徒さんからLINEで下記のような質問がありました。
「相談なのですが、赤本はどのタイミングで買うのが良いでしょうか?」
(原文そのままです。)
なんでも、数学の夏季休暇の課題で
- 第一志望校の二次試験(無い場合はセンター試験)数学全問×二年分を解く
- 赤本は当然各自が購入せよ!
という指示があったとのことです。
「各自が購入せよ」と言うことですが、この時期(2019年7月)ですと、まだ本屋さんには最新の赤本は揃っていません。
つまり、今買える赤本には、最新の入試問題が掲載されていないものもあるんですね!
最新の問題が掲載されるのは、今年であれば「2020年版」(「2019年」実施分が掲載)ですが、大学によって赤本の出版時期に差があるため、購入の際には注意が必要です。
(大学毎の赤本出版時期については、今後別記事にてお伝えする予定です。)
この課題をこなすためには、大学によっては最新版の赤本が出るのを待っていては間に合わないということになってしまいます。
(進学校の先生が、まさか赤本の出版時期を知らないなんてことはないですよね?)
さて、それではどうするべきでしょうか?
赤本はいつ購入するべきか?
それでは、赤本をいつ買うべきかについて、BPの考えをお話していきます。
まず、私は基本的に志望校が決まったらすぐに過去問を解いてみるべきと考えています。
志望校が決まったらすぐに過去問を解いてみよう!
志望校との距離感を測り難易度を実感するのは、それが高1であっても高2であっても早過ぎるということはありません。
そのときに「これはキツい。かなり頑張らないと届かないぞ!」と焦りを感じるかもしれません。
あるいは「この部分は今の知識でも解ける!」と手応えを感じる人もいるでしょう。
そのどちらでも良いんです。
なぜなら受験勉強は過去問を解いてみるところから始まるからです。
(詳しくは下記記事にまとめています。)
赤本はそのタイミングで購入できるものを買えばOK!
ということで、志望校が決まったらすぐに赤本を入手!しましょう。
時期的にまだ赤本が出ておらず、最新の入試問題が載っていないかも知れませんが、そんな場合も心配はいりません。
ネットで無料で最新の過去問を入手できるサイトがあります。
- 旺文社パスナビでは、全国約180大学の過去問を過去4年分掲載!
- 東進過去問データベースでは185大学最高なんと24年分掲載!
上記サイトにある大学ならば、赤本は一年落ちや二年落ちのものであっても大丈夫。
たとえば赤本で2年前から5年前までの過去問4年分を解き、1年前のものはネットで入手して解く、ということが可能なのです。
ここで注意すべき点が一つあります。
それは、ネットで過去問が入手できるからといって「ネット過去問をできるだけ多く(例えばパスナビの4年分)使う」というのはオススメできません。
なぜなら、志望校対策に有効な、赤本の「傾向と対策」の部分の鮮度が落ちてしまうからです。
大学によっては数年で出題傾向が大きく変わってしまう場合もあるため、あまり古い赤本だと「傾向と対策」が役に立たないということになってしまう恐れがあります。
そのため、ネット過去問の利用は1-2年分に留めるべきなのです。
今すぐ赤本を購入しよう!
さあ、今すぐに赤本を買わない理由はもう無くなりましたね!
本当の受験勉強は、志望校の過去問研究から始まります。
赤本を購入することで、否が応でも受験勉強に対する真剣度が上がります。
まだ赤本を持っていない方は、出来るだけ早く入手しましょう。
赤本の入手が志望校合格への第一歩です!
赤本の入手方法については下記で詳しくお伝えしておりますので、ぜひご覧ください!